終わる世界と、始まる世界
ほんとのほんとに、終わってしもた…
私はこのお話が大すきです。ほんとうに、近年まれにみる傑作だと思っています。
でもひとつ言わせてください。
ここで終わって、よかったのかもしれないと。
これは本当に微妙な話で、もしかしたら好みの問題で、あと何年かしたら私の価値観が変わってこれがちょうどいいと思ったかもしれないけど。
もちろんそうじゃない話もたくさんあったんだけど、最終回を見るとわかるように、なんだか『理』(ことわりじゃないっす。り、です)というか、言葉、が蟲師の世界で幅をきかせはじめていた気がします。理屈、というべきなのか。
これはただ単にギンコが私が思うよりもっと青臭い人間だったと、それだけのことかもしれないけれど。できれば私はこの世界では、そういった言葉以外で、コトワリを表してほしかった。
野萩ちゃんの回はあれでよかったと思ってます。あれはそういった言葉の、人間の言葉で表せることわりと、自然体系のコトワリのぶつかりあいみたいな部分があったので。
蟲師は本当に世界の空気が素晴らしいマンガで、私はそこに理屈が入ってしまうと、どうも冷めてしまうのです。後半にいけばいくほど、その傾向が顕著だったきがする。
それでも十分面白いし、好きなマンガなのです。
ですから、これを一区切りとして、もしまたギンコの蟲が騒ぎ出したら、漆原先生にはぜひこの世界の続きを書いてほしい。
もちろん、次回作も期待しています。
あいかわらず萌のかたまりー
いっぱいハァハァしちゃった。私は高尾先生の書く男の人にはまじ弱い。みな好みすぎて好き。
女の子は無条件でオーライ。ディアマインの文庫版に書き下ろしがついてるってマジですか。買うぞ俺。そして高尾先生が体調を崩されていると聞いて驚愕!!!!!
いいっすよいいっすよ。ゆっくり休んでください。いつまででも待てますんで!無理はしないでください!
作家さんの体調不良を聞くと、どうしてもあとり先生とか吉田先生のこと思い出して切なくなる…
あと無理をして筆を折るとかそんななったら号泣じゃないすか。
花ゆめといえば、いまだに望月花梨先生の新作を待ってる自分がいるよ。作風は全く違うものの鈴木ジュリエッタ先生の絵がどことなく望月先生の絵に似てて、見てて切なくなるんだぜ…
コンクリートガーデン瀬戸壬生変換
壬生屋さんが天使編その2
昨日、紛争地帯で一つ街が消えた。彼女は真っ青な顔で窓際の長椅子に身を横たえている。死んでいるかのように、呼吸の気配もない。真っ白なカーテンがふわりと待って、彼女の白い頬にあわい陰影をおとす。
静かな午後の光景。――街を吹き飛ばしたのが彼女だと言って、どれほどの人間が信じるだろう。
「壬生屋――」
のばしたては、ぱしりとはじかれた。彼女はゆっくりと起き上がる。
「・・・貴方のせいです」
「え?」
「人間なんて、わたくしにとっては家畜のようなものだったの。食用で、それ以上でもそれ以下でもない。なのに貴方が、わたくしのこと愛してるなんて、そんなことを言うから――」
ぐ、と壬生屋は自らののど元を押さえてうつむいた。呼吸が苦しいのだろうか。俺はそんな様子が痛ましくてならなくて、はじかれた手を再びのばす。
後ろから抱き締めても、彼女は抗わなかった。必死に言い募った、その半分はきっと俺を遠ざけるための嘘だろうと思う。出撃の度に、彼女は大量の薬物を投与される。飼い主に牙をむかぬように。けれど素晴らしい性能を引き出すために。ためらいなく、目標を駆逐するために。
――確かに、彼女にとって人間は家畜だろう。しかし家畜を、食べるわけでもないのに大量に殺して、それで気分のいい人間なぞ、そうそういない。
彼女は優しい。花をめで、鳥の声に微笑む。
「ごめんな。人間は、お前さんを苦しめてばかりいる」
仮初の楽園に閉じ込められた天使。いつかうまれくるつがいのために、生かされ続ける孤高の花嫁。
「ならば、わたくしに優しくしないで。愛してるなんて言わないで。貴方は――人間でしょう」
わたくしのそばから、いずれいなくなるのでしょう?
言外にそう告げられているのがわかって、俺は腕の力を強める。黒髪に頬を寄せて、そっと項に口づけた。
「愛してる。俺はずっと、お前さんのそばにいる。食べたくなったら、食べたってかまわない」
「やめて!貴方は生まれた世界から、裏切り者だと後ろ指をさされるのですよ!」
振り向いた彼女は泣いていた。綺麗な瞳から綺麗な涙が落ちる。
「お前さんは、優しいな」
優しい化けもの。涙を唇でなぞれば、人間と変わらぬ、少ししょっぱい味がした。
「貴方は、残酷です」
すがりついてきた腕を拒む理由はどこにもなくて。
これが俺の世界のすべてで構わないと、そう思いながら、俺は天使を汚した。
わー一気に大人の関係にしたー
原作準拠で素敵に終わらせてみたくて。
瀬戸口は…科学者のイメージ。最初は担当の研究者として近づいて、でも本気で惚れてしまったみたいな感じ…こういった説明がないと瀬戸口正体不明すぎる(笑)
私はこのお話が大すきです。ほんとうに、近年まれにみる傑作だと思っています。
でもひとつ言わせてください。
ここで終わって、よかったのかもしれないと。
これは本当に微妙な話で、もしかしたら好みの問題で、あと何年かしたら私の価値観が変わってこれがちょうどいいと思ったかもしれないけど。
もちろんそうじゃない話もたくさんあったんだけど、最終回を見るとわかるように、なんだか『理』(ことわりじゃないっす。り、です)というか、言葉、が蟲師の世界で幅をきかせはじめていた気がします。理屈、というべきなのか。
これはただ単にギンコが私が思うよりもっと青臭い人間だったと、それだけのことかもしれないけれど。できれば私はこの世界では、そういった言葉以外で、コトワリを表してほしかった。
野萩ちゃんの回はあれでよかったと思ってます。あれはそういった言葉の、人間の言葉で表せることわりと、自然体系のコトワリのぶつかりあいみたいな部分があったので。
蟲師は本当に世界の空気が素晴らしいマンガで、私はそこに理屈が入ってしまうと、どうも冷めてしまうのです。後半にいけばいくほど、その傾向が顕著だったきがする。
それでも十分面白いし、好きなマンガなのです。
ですから、これを一区切りとして、もしまたギンコの蟲が騒ぎ出したら、漆原先生にはぜひこの世界の続きを書いてほしい。
もちろん、次回作も期待しています。
あいかわらず萌のかたまりー
いっぱいハァハァしちゃった。私は高尾先生の書く男の人にはまじ弱い。みな好みすぎて好き。
女の子は無条件でオーライ。ディアマインの文庫版に書き下ろしがついてるってマジですか。買うぞ俺。そして高尾先生が体調を崩されていると聞いて驚愕!!!!!
いいっすよいいっすよ。ゆっくり休んでください。いつまででも待てますんで!無理はしないでください!
作家さんの体調不良を聞くと、どうしてもあとり先生とか吉田先生のこと思い出して切なくなる…
あと無理をして筆を折るとかそんななったら号泣じゃないすか。
花ゆめといえば、いまだに望月花梨先生の新作を待ってる自分がいるよ。作風は全く違うものの鈴木ジュリエッタ先生の絵がどことなく望月先生の絵に似てて、見てて切なくなるんだぜ…
コンクリートガーデン瀬戸壬生変換
壬生屋さんが天使編その2
昨日、紛争地帯で一つ街が消えた。彼女は真っ青な顔で窓際の長椅子に身を横たえている。死んでいるかのように、呼吸の気配もない。真っ白なカーテンがふわりと待って、彼女の白い頬にあわい陰影をおとす。
静かな午後の光景。――街を吹き飛ばしたのが彼女だと言って、どれほどの人間が信じるだろう。
「壬生屋――」
のばしたては、ぱしりとはじかれた。彼女はゆっくりと起き上がる。
「・・・貴方のせいです」
「え?」
「人間なんて、わたくしにとっては家畜のようなものだったの。食用で、それ以上でもそれ以下でもない。なのに貴方が、わたくしのこと愛してるなんて、そんなことを言うから――」
ぐ、と壬生屋は自らののど元を押さえてうつむいた。呼吸が苦しいのだろうか。俺はそんな様子が痛ましくてならなくて、はじかれた手を再びのばす。
後ろから抱き締めても、彼女は抗わなかった。必死に言い募った、その半分はきっと俺を遠ざけるための嘘だろうと思う。出撃の度に、彼女は大量の薬物を投与される。飼い主に牙をむかぬように。けれど素晴らしい性能を引き出すために。ためらいなく、目標を駆逐するために。
――確かに、彼女にとって人間は家畜だろう。しかし家畜を、食べるわけでもないのに大量に殺して、それで気分のいい人間なぞ、そうそういない。
彼女は優しい。花をめで、鳥の声に微笑む。
「ごめんな。人間は、お前さんを苦しめてばかりいる」
仮初の楽園に閉じ込められた天使。いつかうまれくるつがいのために、生かされ続ける孤高の花嫁。
「ならば、わたくしに優しくしないで。愛してるなんて言わないで。貴方は――人間でしょう」
わたくしのそばから、いずれいなくなるのでしょう?
言外にそう告げられているのがわかって、俺は腕の力を強める。黒髪に頬を寄せて、そっと項に口づけた。
「愛してる。俺はずっと、お前さんのそばにいる。食べたくなったら、食べたってかまわない」
「やめて!貴方は生まれた世界から、裏切り者だと後ろ指をさされるのですよ!」
振り向いた彼女は泣いていた。綺麗な瞳から綺麗な涙が落ちる。
「お前さんは、優しいな」
優しい化けもの。涙を唇でなぞれば、人間と変わらぬ、少ししょっぱい味がした。
「貴方は、残酷です」
すがりついてきた腕を拒む理由はどこにもなくて。
これが俺の世界のすべてで構わないと、そう思いながら、俺は天使を汚した。
わー一気に大人の関係にしたー
原作準拠で素敵に終わらせてみたくて。
瀬戸口は…科学者のイメージ。最初は担当の研究者として近づいて、でも本気で惚れてしまったみたいな感じ…こういった説明がないと瀬戸口正体不明すぎる(笑)
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