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頭がオッパイでイッパイだ!

ほぼタイトルどおりの話で笑うしかない。

ぼくの輪廻 1 (フラワーコミックス)

嶋木 あこ/小学館

主人公はイケメンながら童貞の新人漫画家。僧侶が修行中に山の中で巨乳の子女に出会って――というエロコメディ(本人にそのつもりはない)を連載し始めた。自分の夢を元にしたその作品に対して「このヒロインは私だ!」と言い出す危険なファンに出会ってしまう。こいつヤバイ…と思うのだが、実は彼の夢は彼の前世の記憶で…というそれこそエロコメディ。
結ばれるまで何度も輪廻を繰り返す…というある意味前世物のド定番の話を、巨乳×童貞という要素により、ひたすら笑うしかない展開に持っていっている、楽しい楽しい作品です。前世から主人公に片思いしている親友(男)も出てきて、訓ず解れず(物理的な意味で)な展開になりつつも、いつまでも童貞を捨てられない主人公…
あと特筆すべきは、巨乳の重量感ですかね…。いやホント、指が沈むとか机に乗るとか、ビジュアル的なインパクトとか、色々と勉強になります。(瀬戸壬生的な意味で)
登場こそヤバいものの可愛くって巨乳なヒロインと、親友である主人公に片思いをしているその気持ちだけで何度も輪廻を繰り返す男と、ある意味主人公総モテの展開なのに、色々と誤解が重なって不憫な思いしかしない主人公がほんと…巨乳の重量感(エロ)と、童貞の葛藤(コメディ)が存分に楽しめます。
現在2巻まで刊行中なのですが、未だ主人公は童貞です(ニッコリ)


奏君がどんどん好きになっていった作品でした。

87CLOCKERS 9 (ヤングジャンプコミックス)

二ノ宮 知子/集英社

最初は廻りに振り回されていたばかりで(最後まで振り回されていたかもしれないけど・笑)フワフワしていた奏君が、花さんとOCによって、どんどんどんどん静かながらギラギラして、芯の強い男になっていくの、本当に素敵だったなぁ。
私は完全に奏君シンパだったので、MIKEさんがいい男とは全然思えなかったし(笑)、それゆえに花さんには奏君を選んで欲しかったけど…うん…。でもやっぱり成長していく奏くんに魅せられる人もいて、良かった。
個人的な思い込みではあるんですが、二ノ宮先生はどっちかっていうとMIKE(破天荒な天才)タイプの人間を主人公にすえている作品が多い気がするんで、奏君みたいな草食系男子の成長譚は新鮮だったのかも。新鮮で、そしてとっても良かった…音楽に本腰を入れた奏君のその後が見たいです(笑)のだめとクロスオーバーしよう(笑)

このノリが最高。

零崎軋識の人間ノック(4) (アフタヌーンコミックス)

西尾維新,チョモラン/講談社

人間ノックこれで完結との事ですが、寂しいよ~!零崎のシリーズは、全部チョモランさんにコミカライズして欲しいくらい最高でした…あの今回に関しては、哀川さんのスーパーハイテンションなノリを余すところなく漫画化しているのが本当に最高だったんですよ。なんというか、勢いが凄い。色々と紙一重。ある意味マンガだからこそ、という部分もあると思うんですが、それにしたって最高すぎた。(私は何度最高というのだ)
人間ノックはある意味「負け続ける人間の話」のはずなんですけど、「それがどーした!生きている!そして殺す!」ってノリが大好きだったので、それら全てが原作通りあるいは原作以上に弾けていたのが本当によかった…原作が好きな人は絶対に読んだほうがいいです!!!!!!



さていつもの瀬戸壬生。分かる人にはわかると思うのですが、職場で使っている朝礼用の冊子があるでんすが、そこのはまあ天声人語とは言わないですけど、なんか…こう…倫理的に良いことが書いてるんですね。
で、その中に「奥さんに花を買っていく」という話があってですね。なんでもない日に花を買っていくのをためらう理由の中に「浮気を疑われるかもしれない」っていうのがありまして…。個人的に瀬戸口は壬生屋さんに対してプレゼント魔のイメージがあるし、花もバンバン買ってくるだろうけど、その場合どうなっちゃうんだ????と思って書いたネタです。
設定としては前回と同じく新婚瀬戸壬生の態でお願いします。



「疑う私が悪いのかなぁ」
「え~普段そんなことしないんでしょ?絶対何かあるって」
「そうそう。浮気とは限らないけど、とにかく後ろめたいことがあるんじゃない?」
「だよね…。ちょっと最近、様子がおかしかったら、余計不安で」
 行儀が悪いと思いつつも、未央は隣席の会話に耳をすませてしまった。仕事終わりの瀬戸口と待ち合わせのため、一人でカフェに入ったのだ。昔の自分ならそれだけでカチコチになって、ケーキの味も分からなかったろうが、今は随分外食にも慣れた。夫や友人が自分を連れまわしてくれたおかげだ。そんなことを考えながら紅茶を味わっていたところ、「花!?花なんか買ってきたの?」「ありえない」などという会話が耳にとびこんできた次第である。未央の隣は大きめのテーブル席で、女性が4人で座っている。年齢は自分と同じほどだろうか。さりげなく視線を走らせれば、全員の薬指に指輪らしきものが見えた。
 今までの会話から察するに、誕生日でも結婚記念日でも、とにかく何かあったでもないのに、夫が花束を買って帰ってきた。どう思う?という相談が最初にあったのだろう。だが、未央はその相談そのものよりも、その事実に対する皆の反応に驚いてしまったのだ。彼女達の意見は概ね「怪しい」「何かある」「浮気じゃない?」と辛辣なものだった。
 ――なんでもない日に花を貰ったら、旦那さんの悪行を疑うべきものなのですか?
 成程、言われてみれば理屈は分かる。特に何があるでもないのに贈り物をされたら、それはご機嫌取りととられることもあるだろう。となれば、機嫌をとるようなことをされたのではないか?という話だ。あるいは、自分の中の罪悪感を紛らわすための行いと解釈される可能性もあるといえばある。未央は内心「おお」と感嘆していた。何故って、彼女の頭の中にはそういう視点が一切なかったからだ。世慣れていない自覚はあるが、それ以上に彼女の夫――瀬戸口隆之のせい、というのが一番大きいだろう。何せ彼は、未央に対してはプレゼント魔めいたところがある。四季折々の花なんて、朝飯前。洋服に化粧品に甘いものに…「可愛かったから」「綺麗だったから」理由なんて、そんなものだ。あれら全てがご機嫌取り?…ふざけ半分にそう仮定してみて、未央はぞっとした。だとしたらあの人は、自分に隠れてどれだけの悪さを
「未央!」
 待ち人の声に顔を上げた未央は、思わず絶句した。よりによって、このタイミングで。横の席からの視線が痛い。
「どうされたんですか、そのお花」
 瀬戸口は零れるような、黄色い花束を持って現れたのだ。
「いや、いつもの花屋に寄ったら、いい匂いがしたから。お前さんもこういう匂いは好きだろ?」
 鼻先に花束を近づけられると、檸檬のような淡い匂いが薫る。未央は思わず「いい匂い」と呟いていた。瀬戸口はわが意を得たりとばかりに、白い歯を見せて笑う。
「奥様、お待たせして申し訳ありません。わたくしめと一緒に帰宅していただけますか?」
 花束を抱えたまま、まるで執事のように腰を傾けて礼をする姿に、未央は思わず噴出してしまう。
「わかりましたから。もう。すぐそういう芝居がかったことを」
 差し出された手をとって立ち上がれば、流れるような仕草で腰を抱かれる。未央はいつまでたってもこういうスキンシップにはときめいてしまうし、今は状況が状況だ。花束のみならず、もはや全体的に視線が痛い気がする…いや、きっと気のせいではないのだろう。



「ねえ、今の見た?」
「見た~。何あのイケメン~」
「窓際に美女がいるって思ってたけど、旦那まで現れるとは」
「いやそうじゃなくて、花束」
「私が言うのもアレだけど、あの花束はうちの旦那のやつとは別物だと思う」
「あれは相当遊びなれてるし、花も贈り慣れてると見た」
「わかる~。浮気とかされても全然わかんなそう」
「まあ、どうみても新婚っぽかったけどね。甘い甘い」
 二人の登場により、彼女達のおしゃべりは更に30分延長されたのだが、それはまあ、余談と言っていい。


「隆之さんは、わたくしが急にご馳走を作って待っていたら、何があったと思います?」
 カフェを出て、手を繋いで家路につく。幸せだなぁと思いつつも、未央は気になっていたことを口に出してしまった。
「急に?」
「はい。急に。誕生日でも、記念日でもなく」
「そうさな~、なんか良い事があったのかなぁって思うよ」
 瀬戸口の紫の瞳が、未央に向けて優しく細められる。それを眩しく思いながら、未央もいつしか微笑んでいた。成程。確かに「そう」だ。「それ」がいい。
「それこそ急にどうしたの」
「ふふっ。ナイショです」
 繋いだ手に力を込めれば、瀬戸口が珍しく頬を紅潮させる。首を傾げる未央に、彼は照れくさそうに笑って言った。
「…いや、今日も一段と、俺の奥さんは可愛いなぁ、大好きだなぁって」
 貴方こそ、花束の似合う男前の癖に。…そう思っても、未央は彼のようにはそれらをさらりと言葉にはできない。ただそっぽを向いて「…わたくしだって、大好きですもの」としか言えなかったし、その言葉だけで瀬戸口が男前が台無しになるほど盛大にニヤけたのを、彼女は気づかないでいる。
「あ、あの、そのお花の名前はなんていうんですか?」
「ん?エニシダだって。綺麗な黄色だろ?山吹みたいな」
「ええ。鮮やかで、明るい素敵な色です」
 花束を抱え、仲睦まじげな美男美女の姿は衆目を集めまくっていたのだが――未央はもう、人の視線など気にならなくなっていた。


花束を急に貰ったら「どうしたん?何かあったん?」って私も思っちゃう人間ですが、瀬戸壬生には夢をいっぱい詰め込んでみたぜ!
エニシダは数ある4月8日の誕生花の一つです。というわけで瀬戸口誕生日おめでとう!と無理やり誕生日にも絡めてみたぜ!だいぶ過ぎちゃったけど…

拍手ありがとうございます。反応をもらえるとほんっと嬉しいです…

以下拍手お返事





>>新婚瀬戸壬生は~ まずはコメントありがとうございます!画面の前でどったんばったん大騒ぎでした!!!!嬉しいです。瀬戸口が職場に泊まりこんで一番困る人…と考えたら、遠坂さんが出てきてしまって…。(青様は多分瀬戸口君の愚痴を無視すると思うのでw)
今回も新婚瀬戸壬生の犬も食わない何か的なものを書いてみました~。楽しんでいただければ幸いです。

by haruyi | 2017-04-11 06:41 | コネタ

独り言のようなそうでないような


by haruyi