実はまだ頭の中が整理できていない。
一読して意味がわからなくて、でもものすごい物語力にラスト泣きそうになった…
だって最後の最後のあのコマ!!!!!!!!!!!
これは1、2巻まとめてよんだほうがいいな…
ここから凄いネタバレなんだけも。
結局最初に死んだ彼女がウツボラの作者で、先生のファンで。
そして今生きている彼女も先生のファンで、『彼女』を先生自身の物語の登場人物にするためにここまでやったって、そういうことなんだろうか?
あとまさかの先生●●設定…あーなんかあれですよ、ここまで女にもてそうな先生の周囲に女の影がなかったことや、どこか卑屈で自信なさげなとことか、色々納得しました。中村先生凄い。でも髭をそったラストの先生の色気の威力半端なくてもだえまくった。
いい物語だな―これ。いろんな読み方ができる。いろんな人の視点から。二人の彼女が望んだことは、一歩間違えるとバカみたいな、夢みたいなことなのに、この説得力!鮮やかなあのラスト!
好きだ―…
あとこれ結構気になった人多いと思うんだけど、結局辻君はどうなったの…?出版社に戻ってきたの…?それだけが気がかりで…
今日のニコニコ
大好きな曲。ものすごいスケールのでかさを感じて、感動鳥肌が立ってしまった。コメントにもあるけど、本当にミュージカルを見せてもらったみたい。旅に出たくなる!
そしてこれ。元曲が浮上してて嬉しかった。
やっぱり私が灯油さん好きなのって、声や歌い方よりも、MIXとか、あと曲の好みが同じなとこかなぁって思った。まさかこれを歌ってくれるとは思わなくて。
個人的に歌ってみたがでることで元曲が浮上するのは、元曲が好きな身としては嬉しい。
ただそういうときに「これが上がったのは●●さんのおかげ」とかいうコメントを観ると、色々と考えなしの発言に萎える。え…その不発弾みたいなコメント、誰に得があるの…それとも釣り?私つられちゃってんの?
鉢かつぎ続きだよ!相変わらず全然瀬戸壬生らないよ!
一寸法師 2
「ひ、ひめぇぇぇ?」
「そう。正確には鉢かつぎ姫ですけど」
まっきーはそう言って、壊れた眼鏡を押し上げた。
まっきーこと田辺真紀は、僕の部屋の真上に住んでいる。兄弟が多くて、貧乏で、懸賞で当てたという奨学金で入学してきた。しょっちゅう物を落として壊して、やたらと煩いから文句を言いに行って知り合った。運がいいのだか悪いんだか、よくわかんない子だ。
今は同じ学年と言うこともあって、勉強を教えてもらっている。何せ僕は5月の入学生で、1か月を取り返さなければならない。壬生屋さん――まっきーに言わせればあだ名は『姫』らしいが――は筆談しかできない。勉強を教えてもらうには不向きだ。
「姫って…そんないいものかなぁ」
そうなのだ。この僕のいない1か月の間に何があったのか、隣の覆面女こと壬生屋さんは意外なことに学校にも、クラスにもそこそこ馴染んでいたのだ。教室に入れば「おはよう」と声をかけられるし、授業のグループワークで仲間外れにされることもない。流石に特定の友人はいないみたいだけど、あの状態であれば驚くことでもないと思う。
「まぁ目立ちますし――」
まっきーはのんびり言う。そりゃ目立つよ。
「実際お姫様みたいじゃないですか。古風で」
…それはまぁそうだ。さらさらと書かれる文字は相変わらず綺麗で、その上そこに記される言葉の数々はやたら古風で丁寧だ。この間なんて「ここ男子寮と女子寮完全には別れてないんだねぇ」(渡り廊下で繋がっているのだ)と雑談していたら『嘆かわしいです。男女七歳にして(後略)』と書かれて、僕は答えにつまった。後で先生に聞いたら、それは年を重ねた男女がみだりに同席するもんじゃない、というようなスーパー頭の固い格言だった。確かに、いつの時代の人間だよ、とその時は思った。
「それにすっごく運動神経が良くて、よく運動部の助っ人に呼ばれてますよ。あの恰好だと公式戦には出れないみたいですけど、練習試合とか、練習相手とかに」
「あー…そうだねぇ…あれはびっくりした」
面をかぶった視界で、流石に体育は見学だろうと思っていたら、あれをかぶったままジャージに着替えていた。しかも足は速いし、持久力も瞬発力もあるし、球技にも対応可能。僕も運動神経には自信があるけれど、あんなものかぶったままであそこまで動ける自信がない。そんなこと言ったら、あんなものかぶったまま日常生活を支障なく送っていることも十分驚くんだけど。往々にして、体育の成績がいい子は、クラスメイトに一目置かれる。『姫』というどこか高貴なあだ名は、そこからも来ているのかもしれない。
鉢かつぎ姫、というのは確かおとぎ話のお姫様の名前だ。実の母が残した遺言どおりに、鉢をかぶったら頭から外れなくなってしまったお姫様。じゃぁ、壬生屋さんは?
「――壬生屋さんは、なんであんなものかぶってんだろ?」
僕はずっと気になっていたことを、まっきーに聞いてみることにした。これはタブーな話題かと思って、クラスのみんなにも壬生屋さん自身にも聞けなかったのだ。けれどまっきーはあっさりと答えてくれた。
「さあ、誰も知らないんです。噂なら沢山ありますよ?顔に凄く大きな傷がある、とか。実は男の子、とか。本当に呪いでとれないんだ、とか。すっごい有名人の娘だ、とか。…でもまぁ、この寮にいる人間には色々事情がありますし、それを知ったところでお腹はふくれませんから」
まっきーは笑う。僕はその笑顔を見ながら、そういえばまっきーは僕の『事情』を知らないな、と思っていた。それはそうだ。話していないもん。僕はこの学校の誰にも、まだそのことを話していない。そんな気分にはまだなれない。きっと、壬生屋さんも――姫もそうなんだろう。そう思ったら、僕はなんだか姫が他人とは思えなくなってしまった。
「…ねぇ、姫ってバスケできるかなぁ?」
「できるんじゃないですか?この間バスケ部の練習に呼ばれてましたよ」
「ふ~ん、1ON1の相手してもらおっかなぁ」
「あ、じゃ私も」
「えーいいよ。まっきーはどうせ眼鏡割るもん。球技なんて鬼門じゃん」
「…そうですね…」
きっと僕は超へたくそになっているだろう。高校生の練習相手に呼ばれている姫からすれば、生ぬるい相手に違いない。こてんぱんに負かされて…その時の気持ちで決めてしまおう。バスケをやめるか、続けるかを。
僕だって、このままここに立ち止まっていたくはない。僕の絶頂が終わっていても、その後ずっとどん底にいる必要なんてないんだから。
# by haruyi | 2012-05-28 01:53 | コネタ | Trackback | Comments(0)





















